日帰り手術について
当クリニックでは、患者さまのつらい症状やお悩みをなるべく早く改善するために、可能な限り日帰り手術をおすすめしております。日帰り手術の対象となるのは、副鼻腔炎(ちくのう症)やアレルギー性鼻炎・中耳炎です。これらは全て、欧米では日帰り手術が当たり前です。しかし日本では、病院側の問題や、手術には入院が当たり前といった風潮から、日帰り手術が浸透していませんでした。
日帰り手術のメリット
社会復帰が早い
当クリニックで日帰り手術を行った方によると、社会復帰までの平均日数は3日。デスクワーク中心の仕事をされている方は、2~3日で普段通りの生活を送れます。通常の病院での入院は7〜10日ほどです。
負担が軽減される
アレルギー性鼻炎のレーザー手術・鼻内後鼻神経凍結術で約15分、最も時間を要する重症な慢性副鼻腔炎の手術でも2〜3時間ほどです。手術の拘束時間が短いため、患者さまの精神的・身体的負担を大幅に軽減できます。
入院費用も割安
日帰り手術のため、入院費が不要です。通常の病院の場合、鼻中隔・下甲介手術なら7~10日の入院が必要で、費用は10~15万円ほどになります。当クリニックの日帰り手術なら、料金は3万2000円~3万5000円です。
重症のアレルギー性鼻炎を治療する後鼻神経切断術や、重症副鼻腔炎など、全身麻酔が必要となる症例もありますが、それでも通常の一般的な病院に比べれば、入院費用を大幅に抑えられます。
対応可能な日帰り手術
病名 | 症状 | 手術内容 | 所用時間 | 麻酔 |
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アレルギー性鼻炎 | 中等度以下のくしゃみ・鼻水・鼻詰まり | ラジオ波下甲介焼灼術(レーザー手術) | 15分 | 局所麻酔 |
アレルギー性鼻炎・鼻中隔弯曲症 | 中等度以上の鼻詰まり | 鼻中隔矯正術・粘膜下下甲介切除術(鼻腔形態改善手術) | 60分 | 局所麻酔 |
副鼻腔炎(中等度以下) | 後鼻漏・嗅覚障害・頭痛など | 内視鏡下副鼻腔手術(ESS) ※片側・軽度~中等度 |
60~120分 | 局所麻酔 |
睡眠時無呼吸症候群 | いびき | 軟口蓋形成術(LAUP) | 15分 | 局所麻酔 |
慢性中耳炎 | 難聴・耳漏 | 鼓膜形成術 | 60分 | 局所麻酔 |
当院の手術実績
2017年 | 2018年 | |
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鼓膜形成術 | 5件 | 9件 |
鼓膜チューブ留置術 | 4件 | 12件 |
内視鏡下副鼻腔手術 | 3件 | 5件 |
鼻中隔矯正術 | 0件 | 10件 |
粘膜下下鼻甲介骨切除術 | 0件 | 6件 |
下鼻甲介レーザー焼灼術 | 15件 | 35件 |
扁桃周囲膿瘍切開術 | 5件 | 8件 |